中耳腔(鼓膜の内側)に滲出液がたまって軽度難聴やふさがった感じ、耳に水が入った感じを自覚するものです。原因は耳管が何らかの理由で狭くなったり詰まったりで中耳腔内の空気の気圧の調整がうまくできなくなって生じます。多くは鼻が悪くなって鼻が詰まったり鼻すすりをすることがきっかけになることが多いです。鼻の状態をよくすることで改善を図ります。小さいお子さんなどは家庭で鼻の吸引を5ー6回以上に増やしたり水分摂取量を増やして鼻水の粘りを減らすことなども必要になります。鼓膜の内陥が改善せずに長引く場合には、耳管通気処置をしたり鼓膜切開をすることもあります。