・乳幼児の代表的な呼吸器感染症
※1歳までに半数以上、2歳までにほぼ全員が一度はかかる
・比較的感染力が強く、毎年秋~冬にかけて流行する。
【症状】
・軽い風邪症状・鼻水、咳、発熱(38℃~39℃)・喘鳴など
・重症化:気管支炎・細気管支炎・肺炎
※ 6ヶ月〜1歳未満の乳児、未熟児、循環器系の疾患がある子は重症化しやすい
・大人の場合は鼻水、咳程度で治まることがほとんどです
【潜伏期間】
感染後2~8日(主に4~6日)
【感染経路】
くしゃみや咳などの『飛沫感染』や直接の濃厚接触、
ウィルスの付いた手や物品を触る&舐めるなどの『接触感染』により感染する。
【治療】
特効薬はなく、医師の診断による対症療法(症状を和らげる治療)となる。
【登園・登校時期】
他の感染症の様に登園・登校停止の日数が法律で定められていません。
完治後も1週間~3週間にわたり感染力を維持します。
呼吸器症状の消失まで待ち、「もう行けるだろう」と判断した翌日からの登園、登校が望ましい。
【拡散予防法】
◎RSは消毒薬に弱いので次亜塩素酸ナトリウム(ミルトン等)、消毒用アルコール・イソジンが有効です
◎流行期の外出の際は人混みをさける(6ヶ月未満は特に)
重症化を防ぐには早期の発見と治療が有効なので、 鼻汁と共に咳が持続しゼーゼー(喘鳴)してきたと感じたらすぐに病院で検査してもらいましょう! 十分な水分(OS1・経口補水液・スポーツドリンク)を摂ることも大切です! |
参考文献
・国立感染症研究所
・厚生労働省HP RSウイルスQ&A(H26年12月26日)