知識の泉

OtoLAM (おとらむ)とは?

OtoLAM (おとらむ)とは?

中耳炎などになった時に、『レーザー』を使って鼓膜を切開する機械です。
県内では当院を含めて現在5か所ほどの病院で使われています。(2021年現在)

OtoLAM(おとらむ)のいいところ

  • 一瞬で切開が終わる。約0.3秒!
  • 痛みはほぼ感じない!出血もありません。鼓膜に麻酔もします。(音と熱は感じます。)
  • とても小さな穴が開くので(1mm~1.2mm)日常生活に影響なし!シャワー、入浴は普段通りOK!
  • Dr.がモニターを見ながらレーザーで処置するので、正確に切開できる。(上記、写真参考)
  • 鼓膜に開けた丸い穴がゆっくり閉じていくので(約7日以上)、Dr.が鼓膜の様子を観察しやすく、中に溜まっている膿もほぼ全て出すことができ、中までお薬も入れやすいため確実な治療ができる。

レーザー鼓膜切開

(OtoLAM)

使用機材:株式会社 日本ルミナス ルミナスレーザー30C (株式会社 日本ルミナス)

① 準備(鼓膜麻酔)

まずは照射部位の痛みをなくすため、痛み止めを浸した小さなガーゼを耳の奥に入れます。
効果が出るまで15分程お待ちください。

② 照射

照射時に機械の音と共にポッと音がし、少しの熱と痛みを感じますが照射は一瞬(約0.3秒)で終了です。
照射後は鼓膜に小さな穴があきます。その穴から溜まっている液を吸引します。
少しうるさい音がしますが痛みはありません。

③ 照射後

耳管の炎症を抑えるために、1日3回 点耳薬の使用が必要です。
多少時間がずれてもいいので、1日3回点耳してください。)

④ 点耳液

耳の中に4~5滴たらして(乳幼児の場合は3滴)耳を軽く引っぱり、ポンピング(耳の入り口を2~3回押す)をして耳の奥まで薬液を浸透させます。オトラム後まれに血液が出てくる事がありますが心配いりません。出た場合はテッシュで拭き取って下さい。
鼓膜にあいた穴はとても小さいので、特に注意することなく帰宅後は
いつも通りの生活をして頂いて問題ありません。
シャワー・入浴、スイミングも可能です。(スイミング前後もきちんと鼻かみしましょう!)
※スキューバダイビングは鼓膜が閉じるまでは禁止です。

他に気になる点がございましたら、
スタッフにお気軽に声をかけて下さい。

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