鼻水は、普段から体を守る為に働いています。
「鼻水が出る」ことは決して悪いことではないんですよ。
日頃から鼻粘膜の表面をまんべんなくおおい、湿り気を保ち、吸い込まれた異物などを取り除いています。鼻の粘膜に細菌やウイルス、ほこりがつくと・・・
これが刺激となって洗い流そうとしてネバネバした粘液がでます。
これが「鼻水」です!
細菌は鼻水にくっついて鼻の外に出されます。
大人では、なんと毎日1L以上の鼻水が分泌されているそうですよ!!
Q. 鼻水が悪化するとどうなる?
鼻水って吸い取った方がいい?
鼻水が悪化すると・・・
副鼻腔炎(ちくのう症)や後鼻漏(鼻水が喉に回る)
痰がらみの咳、中耳炎などを起こしたりします。
※中耳炎になりやすくなるから、鼻をすすっちゃダメダメ!
お子さんの場合は、自分で鼻かみができるまではこまめに鼻水吸引してあげましょう!!
ちゃんと、鼻汁吸引することや鼻をかんで出すことで、
耳と鼻をつなぐ「耳管」の働きを良くし、中耳炎の予防や改善になりますよ。
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※吸引力、使いやすさ、手入れのしやすさなどで皆さん選んでいるようです。
鼻水をうまく吸引、鼻かみしやすくするポイントは・・・
粘り気を和らげること!!
・必要時には、粘りを和らげるお薬の力も借りながら鼻水を出しやすくする。
・水分を摂取し、鼻の粘膜のすべりを良くして元のうるおいある粘膜に戻す。
・ドライノーズスプレー・ベビーミスト(市販の生理食塩スプレー)やサイナスリンス(鼻うがい液)などを使用し、表面からもうるおす。
・吸引時の体勢(吸い方のコツ!!)
乳児の場合
ノズルをお子さんの鼻の穴に隙間をあけて入れ、
頬を左右に引っ張ったり、鼻の穴を広げながら、吸引します。
寝かせて、子どもの頭を膝と膝の間にはさみ固定して吸引します。
ノズルの頭の角度を変えて焦らずゆっくり少しずつ吸引します。
・鼻水吸引のタイミング→
起床時、毎食前とお風呂の前後と就寝前等に行うと良いですよ!
食後に鼻水吸引しちゃうと嘔吐する場合があるので、食前に!
鼻汁吸引する、お父さん、お母さん、ご家族の方へ
お子さんが泣いてしまっても負けないで下さい!!
鼻汁吸引のメリット
・夜中、咳がヒドイお子さん、口呼吸で眠りが浅いお子さんを
鼻汁吸引することで→朝まで熟睡してくれた
・鼻づまりでミルクが少ししか飲めなかったお子さんが
→沢山ミルクを飲めるようになった
・中耳炎になりやすかったが→中耳炎になりにくくなった
・鼻汁吸引することで→鼻水の粘り具合で、水不足の度合いが分かるようになった
・親御さんの看病の負担 →病院受診の回数が減った
最初、大人が鼻汁吸引を自分にやって見せたりして、「治療」というより、「楽しくなるような習慣、スキンシップの延長線」のような感覚で行えるといいですね。子どもは賢いので、鼻汁吸引したら→楽になることを覚えていき、だんだん慣れていきますよ。
引用参考文献
・日経Gooday最新・信頼の健康・医療情報サイト からだケア>Goodayクイズ>1日に分泌している鼻水はどのくらい?
・my best 鼻吸い器おすすめ情報サービス
・Baby Smile 鼻水の基礎ちしき!