お子さんが突然「耳が痛い」と訴える事がありませんか?
その原因はいろいろあります。
主なものをいくつか紹介します。
外耳道炎
耳掃除や爪で外耳道に傷をつける事で、そこから炎症がおきます。ズキンとした痛みが走ったり、 耳の下あたりの痛みや頭痛を伴う事もあります。
耳垢は自然に耳の外に押し出されますので、耳掃除はなるべくしないようにしましょう。
水泡性鼓膜炎
かぜのウィルス等で鼓膜の表面に炎症がおこり水泡ができます。水泡が出来る際には強い痛みを訴える事が多く、水泡がつぶれるとスーと痛みが治まります。
強い痛みの場合は、痛み止めを飲ませて、耳鼻科で診てもらいましょう。
中耳炎
*急性中耳炎・・かぜの時など、鼻すすりで鼻と耳をつなぐ耳管をウィルスや細菌が通って、鼓膜の内側の中耳で炎症が起きます。
この炎症で痛みを感じたり、発熱を起こす事もあります。
⇒痛み止めを飲ませたり、耳を冷やしたりすると、痛みが少し和らぎますが、早めに診てもらいましょう。
*滲出性中耳炎・・痛みや発熱はほとんどありません。
耳管が閉じていて圧が抜けにくい時の、「ツーンとした感じ」を子供たちは「痛い」と訴える事があります。
⇒鼻すすりをしない様に、こまめに鼻かみや鼻吸引を行いましょう。こまめな水分摂取も大切です。