知識の泉

点鼻薬について

当院では、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などに伴う鼻症状がある場合に
鼻粘膜の状態などを確認し、必要に応じて点鼻薬を処方することがあります。

【点鼻薬の種類】
病院で処方される点鼻薬は、大きく分けて≪血管収縮薬・ステロイド薬・抗アレルギー薬≫の3種類に分けられます。
それぞれ成分が異なるので、症状や粘膜の状態にあった点鼻薬を使用することが重要です。

ステロイドを使うことに抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、点鼻薬は局所に直接作用し、鼻粘膜から体内にはほとんど吸収されません。妊娠・授乳中でも安全に使うことができます。
もちろん、過剰使用にならないように、医師の指示通りに使用することが前提となります。

【点鼻薬の効能】
点鼻薬はその種類によって効能が異なりますが、鼻粘膜に
直接作用することで炎症や血管の充血を抑える効果があります。

Q. 症状が治まったら、点鼻薬を使わなくても大丈夫?

A. 診察中に医師からの指示がない限り、処方されるお薬は、“使い切り”が基本となります。
特に副鼻腔炎の場合は、副鼻腔の出入口の粘膜の腫れを抑え、中に溜まっている膿を出す目的で点鼻薬が処方されます。くれぐれも自己判断で中断しないよう、気を付けて下さい。

≪引用参考文献≫
・しだ小児科クリニック 院長ブログ
 https://shida-kids.com/blog/2020/02/16/allergic-rhinitis-overview2020/#i-2
・深澤耳鼻咽喉科通信 vol.37
 https://www.fukazawa-ent.jp/2011/07/08/251/
・一般社団法人北海道薬剤師会 『点鼻薬の種類と使い方と使用上の注意』
 http://www.doyaku.or.jp/guidance/data/H22-7.pdf

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