ノド(喉頭:こうとう)の中にある左右2つのヒダが、呼気により振動して声を生成する器官です。
声が出る しくみ♪
ノド(喉頭)には声帯という左右2つのヒダがあります。
息を吸うときには声帯が開き、声を出す時は声帯が閉じて、閉じた声帯の間を空気が通り、声帯の粘膜が振動することで声が出ます。
声帯に何らかの異常が起こると、きちんと声帯が閉じず、隙間から息が漏れてしまいます。また無理な声帯の振動をすると声がかれたり、かすれたりします。
のどや声帯に異常がないかを確認する時に、喉頭ファイバーという細い内視鏡で検査をします。喉頭ファイバーで声帯を観察すると、いろいろなことがわかります。
・声がかれている原因 ・声帯の腫れ具合 ・声帯の麻痺の有無 ・腫瘍の有無 ・声の酷使の度合い など
声帯はやわらかく、なめらかに振動する
のど仏の裏側にある喉頭(こうとう)が、 赤く腫れて炎症をおこしている状態。
鼻水がのどに落ちて声帯に絡み、咳払いが続くことで声枯れなどを引き起こす。
左右の声帯がぶつかり合って両側中央に「結節(けっせつ)」というペンダコのような硬い組織ができる。声を使う仕事をされている方に生じやすい。
声帯にポリープ(良性の腫瘍)ができることで声帯がうまく閉じず、声枯れの原因になる。声の酷使や風邪がキッカケでなることも。
声帯部分に発生するガン。
喫煙が最大の危険因子。
引用参考文献:耳鼻咽喉科疾患ビジュアルブック