知識の泉

副鼻腔炎(蓄膿症)を治療するために

▼ 副鼻腔炎(蓄膿症)とは・・・
副鼻腔(頭蓋骨にある空洞)に膿(ドロドロの鼻水)などが溜まっている状態です。
このドロドロのたまっている場所や状態によって様々な症状が起こります。

まず、知っておいてほしいこと!
副鼻腔炎は2、3日ですぐ治るものではありません。
症状によっては、数週間の継続治療が必要です。根気強く頑張りましょう!

また、副鼻腔炎は身体の粘膜の水分不足から起こりますので、
普段の水分の摂取量や飲み物の習慣などが大きく影響します。
このような習慣を改善して行くことで治療やこれからの予防につながります!

<主な症状>

① 痛み(頬や眉間の痛み・後頭部の痛みなど)
 特に、洗顔や勉強しているときなど、うつむく動作などで頭痛がひどくなるのも特徴です。
 また歯の痛みや違和感を訴える方も多いです。

② 鼻づまり(嗅覚が鈍くなる・鼻声・睡眠時の息苦しさ)・黄色のドロドロ鼻水

③ 咳や咳払い

④ 後鼻漏(鼻水などが喉に落ちること)による喉(のど)の痛みや違和感

⑤ 目ヤニが増える

<治療方法>

空洞内にたまった膿(ドロドロの鼻水)を外に出していかなければなりません!
そのために、次の1~3をしっかりと行なってください!

1. ドロドロの鼻水をサラサラにして出しやすい状態にする。
そのためには?
● 水分をしっかりとる!(★「水の処方せん」参照)
● ちゃんとお薬を服用する! 

2. ドロドロの鼻水が外に出る道を広げてあげる
そのためには?
点鼻薬を確実におこなう!(★「点鼻薬」参照)

<プリビナ点鼻薬のポイント!>
① 両手でしっかり握りつぶすように押して使用する。指示の回数を確実に行なう。
② 鼻がつまってなくても確実に行なう。
③ 全部なくなるまでがんばる(鼻閉がないからと自己判断でストップしない!)
④ 点鼻し2~3分後、しっかり鼻をかむ。出なくても鼻をかんでください。 
→ お子様が上手く鼻かみできない時は、お父さんお母さんが誘導してあげましょう。
そして、鼻水の性状をしっかりと見てあげてください。(さらさら?粘っこい?色は?量は?)

3. ドロドロ鼻水がのどに落ちてくると、一時的に咳や咳払い、声嗄れなどが多くなります。

対策として
「アズノールうがい薬」でたくさんうがいをして、
後鼻漏(喉に落ちたドロドロ)をしっかり、はがしとって吐き出します。
(★「うがいの勧め」参照)

この1~3をしっかりおこなって、症状を改善して行きましょう。

粘膜の滑りをよくするための強力な助っ人!!!

ドライノーズスプレー(生理食塩水)サイナスリンス(鼻うがい)は外から水分を与え、
洗い流してくれるお手伝いをしてくれるので、一緒に使用すると非常に効果的です。

★飛行機に乗る予定のある方へ
副鼻腔炎がある場合、気圧の変化で顔面痛などの痛みが出ることがあるので、早めに受診してください。

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首里の杜 耳鼻咽喉科