毎日、副鼻腔で作られた鼻水(1日約1~2L)は、
正常な潤っている粘膜の喉を通って私たちは自然に飲み込んでいます。ですが・・・
粘っこい鼻水やウイルスを含んだ鼻水などが喉の奥に流れている状態、
いつもと違う質の鼻水が落ちてきて摩擦が起こり粘膜をこすって痛みを生じます。
→ 別名「後鼻漏」!
このような症状を改善するには
まず、この落ちてくるドロドロをはがしとらなければなりません。
そのはがしとってくれるものとは・・・【アズノールうがい薬】です!
うがいの方法
お水にアズノールを垂らしてうがいをします。声を出さなくてもOK!
*通常は100ccに1回押し切り分、炎症が強いときは5~7滴でもOK!
ポイント!うがい薬を一度にたくさん口の中に入れると、カニさんみたいにブクブクしてしまうので少しずつ行うのがコツです。
一日に何回くらいするの?
症状がある時はできるだけたくさんの回数、うがいをしてください。
うがいをするほどに、ドロッとしたものが出てくるのを感じるはずです。
これはノドに落ちてきて咳などの原因になっているドロドロ(後鼻漏)をはがしとってくれている証拠です!
忙しい時にできる良い方法♬
朝のうちに、小さいペットボトルに作ってしまいます。
そうすれば、学校でもお仕事中でも、トイレや洗面所ですぐうがいができます。
こまめにうがいをして1日で使い切りましょう。
どのくらいうがいしたかが分かる目安にもなります。
家にあるイソジンでのうがいでも効果はおなじ?
うがい薬といえば「イソジン」を思い出す方が多いと思いますが
症状にあわせてうがい薬を使い分けることが大切です。
「イソジン」の効能は「殺菌」を得意とします。
細菌感染に伴う扁桃炎などには威力を発揮しますが、
後鼻漏などの症状には刺激が強すぎるのでお勧めしません。
当院でよく処方する「アズノール」といううがい薬は「炎症をおさえる役目」として処方しています。
「イソジン」
目的)殺菌、消毒、ウイルスの感染予防
症状)膿をもっている扁桃炎など
「アズノール」
目的)炎症をおさえる、粘膜の修復、創傷治癒を早める
症状)後鼻漏、口内炎、咽頭炎、舌炎、扁桃炎、口の中の傷
当院で「アズノール」を処方するケース
・副鼻腔炎による後鼻漏・口内炎・細菌感染以外の風邪症状
・唾液腺(耳下腺)開口部の目詰まり等
参考資料
くすりのしおり日本新薬株式会社2011年6月改定
岩城製薬株式会社HP(2017年7月改定)
シオノギヘルスケアHP