鼻血は突然出ることもあるので、びっくりしますよね。
でも･･･　慌てず、焦らず、落ち着いてください。

安心してください!
正しい止血法で、すぐ止まりますよ!

圧迫止血

どこからの出血でも、血を止めるための原則は圧迫止血法です。
鼻出血は、ほとんどは入り口に近いところからの出血なので、小鼻を中心に鼻翼全体を、親指と人差し指で約10～15分間、反対側に向かってしっかり押さえてください。
鼻の中に何も入れず、座った姿勢にし、のどにまわった血は飲み込まないで、外に出すようにします。

顔を上向きにすると、血がのどに流れてせき込んだり、飲み込んで気持ちが悪くなり吐いてしまうこともあるので、顔はやや下向きにしましょう。

横にならざるをえない場合は、仰向けにならないようにしましょう。

持続的に圧迫止血しましょう!（約5～10分）
そ～っと指を離し出血がなかったらOKです！
それでも出血したら、再度圧迫して下さい。（約5～10分）
※血液をサラサラにするお薬を飲まれている方は、止血に時間がかかることもあります。

❌ ティッシュを入れて止血すると、ティッシュを取る時に再出血する場合がある為、ティッシュは使わないで下さい。
❌ 首の後ろをたたかないこと!首の後ろをたたく根拠はありません。

上気道炎（風邪）による鼻炎やアレルギー性鼻炎、鼻の中に傷がある子どもは、鼻の中がかゆくていじるために鼻血が出やすくなります。
副鼻腔炎や粘膜の乾燥が鼻血の原因となることが最も多いです。
水分をしっかり摂って粘膜を潤わせることも大切です！
繰り返す時は、耳鼻咽喉科で鼻の中を診てもらいましょう。

引用参考資料
・日本耳鼻咽喉科学会HP
・日本小児科学会HP